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STEAM教育に最適なTinkerCADを試してみた

更新日:2023年6月18日

ひょんなことから、STEAM教育で使う3Dプリンター用に小学生でも使える3Dモデリングソフトを探すことになりました。


教育用途で使う3Dモデリングソフトを探してみた


教育用途の3Dモデリングソフトは有償で優秀なソフトも数多ありますが、今回は無償で使えるソフトの中で、初心者や小学生でも使えるソフトを探します。

まぁ、すぐに結論になっちゃいました。AUTODESKのTinkerCAD一択なのかなと。。。

TinkerCADについて

TinkerCADは元Googleエンジニアが開発、のちにAUTODESKが買収、アカウントを作成すれば誰でも無償で利用できます。

GIGA端末でもブラウザ上でさくさく動作(iPadは専用アプリ)。 操作もシンプルすぎて、機能が足りないと思うのですが、それが良いのです。

足りなければ知恵と工夫で補える。

子ども達には先ずはそこから体感してもらいたい。

教員にはクラスルーム機能で児童生徒の作品閲覧・共有やコメントなど。またGoogle classroomとも連携など、教育用途としてちゃんと考えられてるのが好印象です。


Tinker CADの紹介をChatGPTにまとめてもらいました。

TinkerCADは、3Dモデリングやプログラミングを学ぶことができるオンラインツールです。TinkerCADのメリットは、以下の通りです。

- 無料で使える。TinkerCADは、ブラウザ上で動作するので、特別なソフトウェアや機器を必要としません。アカウントを作成すれば、誰でも無料で利用できます。

- 簡単で直感的な操作。TinkerCADは、基本的な形や色を組み合わせて、自由に3Dモデルを作成できます。また、ドラッグアンドドロップでプログラムを組むことができます。初心者でもわかりやすく、楽しく学べます。

- 様々な用途に対応。TinkerCADで作成した3Dモデルは、3Dプリンターやレーザーカッターなどの機器に出力することができます。また、Arduinoやmicro:bitなどのマイクロコントローラーと連携して、電子工作やロボット制御などのプロジェクトにも応用できます。

- 豊富な教材やコミュニティ。TinkerCADには、3Dモデリングやプログラミングの基礎から応用までを学べる教材が多数用意されています。また、他のユーザーが作成した作品を閲覧したり、コメントしたり、共有したりすることができるコミュニティもあります。

まるで”デジタルのねんど細工”、簡単にモデリング

3Dモデリングソフトと聞くと、それだけで難しいと思いがちですが、これは”ねんど細工です。”

用意された球や円筒、四角柱など様々な立体をベースにに大きさや形を変形し、くっつけたり、削ったりと、その思いのままの造形はまさにデジタル画面上での”ねんど細工”の様そのもの。

子ども達も直感的にそう感じて、すぐに使えるようになるでしょう。

空間認識が必要なモデリングソフトは、子供達に更なる思考を求めるスキル育成につながることでしょう。


ここまで記しておいて、モデリング出来ないのは恥ずかしいので、オトナの実力を見せつけねばと試しにモデリングやってみました。


隔世の感ですね〜。

ゲーム会社に在職時、PkayStationが発売され、ゲームの世も3D化と大きく進化と変化。が、モデリングデザイナーは不足。当時も今もCG第一人者のHさんが、絵心ある人や美大生などを募集し、アルバイト料を払いつつモデリングを教えて、優秀な人は社員に雇用する社内CGスクールを行なってたことを思い出しました。


その入学テスト課題が、”電話の受話器”のモデリング。すぐに噂になり、電話機の受話器だけ上手な応募者が増えたことを思い出しました(すぐに課題は変更)。今の電話のモデリングは簡単になりすぎて課題にもなりませんね。

もし、あのときにTinkerCADがあったらな〜、、、まーその夢は未来のクリエイターである子ども達に託したい思います。 毎回最高傑作になるFinal Fantasyを未来永劫紡いでいってください。


モデリングだけじゃない物理シミュレーションやプログラミング、回路図も

TinkerCADは以前より小学生から使えるモデリングソフトとして知ってましたが、しばらく見ないうちに…という言葉が合ってるかは定かではありませんが、追加された新機能群に驚きました。


まずは、つくったモデリングに材質や質量を与え、物理シミュレーションができることです。

”ピタゴラスイッチ”や”ドミノ倒し”もできてしまいます。


また、モデリングをScratchのようなブロックベースのスクリプト・プログラミングで制作ができることに驚きます。モデリングだけだと直感的で終わる可能性があるところをプログラミングで一つ一つの論理的に動作を示したり、確実に再現性あるモデリングを実行できます。

これが1番驚いたと共に、そうだよなぁ、コンピューター上のものづくりはプログラミングなnなぁと感心しました。


さらに、以前は別のサイトだった電子回路シミュレーションも統合し、実際にmicro:bitを使ったり、電子回路を組み立て、画面上で動作させたり、回路図も作成できます。


課題解決を目的に先進テクノロジーやものづくり体験するSTEAM教育に不可欠な小学校から高校まで使えるアプリです。


このような優秀な教育用アプリをもっと知って、活用してもらいたい。そのための研修も作っていきたいですね。昔は”受話器”、今は”く⚪︎モン”のモデリングが誰でもできるようになるためにね。


ちなみにその上位モデリングアプリAUTODESK Fusion360 とも連携ができます。極めればさらにその先のオトナが使えるものにつながるというのが良いですね。教育版、個人は無償版が用意されています。


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