こんにちは。トランジスターズ竹元です。
この度の起業するにあたり、いろんなプロフェッショナルな方々に助けていただきました。
その中でも巷を席巻するChat GPTさんには退職から会社設立まで随分と助けてもらいました。
なんでも知ってて、しつこく聞いても怒らない頼り甲斐のある人格者な友人が一人できた感じでしょうか、退職時の挨拶や振る舞いについて、また設立時の諸々手続きや契約調べや、HPに載せる文章の添削 指南などなど相当多岐に渡って。単語を並べてググった検索では、膨大な結果を調べるだけでも手間だし、そもそも文章添削や助言など今まで考えられなかったことまでも、効果・効率的、感謝感謝です。
Chat GPTをまだ使ってみていない方、もうちょっとうまく使いたい方にこんな風に活用すると効果的だというのをお伝えしたいとおもいます。
会社設立お知らせメールをBing AIに作ってもらう。
今回は、Chat GPTの改良版であるBing AIを使ってどう依頼すれば意に適った文章作成ができるか試してみたいと思います。
Bing AIは、マイクロソフトのBingブラウザにから登録申請すれば使えるようになります(現在順番待ちでワタクシも2週間ほど待ちました)。PCでもスマホでも使えますが、PCだとより機能的に使えるので、PCでご案内します。
Bing AIが使えるようになったらBingブラウザ上でウィンドウの右上のBing chatボタンから呼び出せます。クリックしてBing chatのワークスペースを出しましょう。(画像の赤枠部分)
文章作成を行いますので、ワークスペースの上部にある「Chat」の横の「作成」タブををクリック。
あとは、執筆分野枠にに作成する文章の依頼内容を入力し、また文章のトーンや形式、長さなどお好みで選んで、下書きの生成ボタンを押すだけで、文章を作成してくれます。
執筆分野枠に下記のように会社設立を知らせるための文章を入力して依頼してみました。
4月に会社を設立した際の顧客先へのお知らせメールの文面を考えてください。
2月末に前職を退職時に退職の報告メールを出しています。
これだけでも書いてはくれるのですが、一般的な文章で終わります。追加情報を与えて、より求める文章が作成できるようにしましょう。実はこれが授業な追加情報だったりします。
送信者:竹元 賢治
設立した会社名:トランジスターズ株式会社
業務内容:教育分野、ビジネス分野でのコンサルティング、研修・研修カリキュラム開発など
Web: http://transistors.co.jp
そうすると、下記の文章をBing AIが執筆してくれました。
拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、私事ではございますが、この度、教育分野、ビジネス分野でのコンサルティング、
研修・研修カリキュラム開発などを行う「トランジスターズ株式会社」を設立いたしましたので、
ご挨拶申し上げます。
2月末に前職を退職させていただきました際には、多くの方々から温かいお言葉をいただき、
心より感謝しております。今後も皆様とのご縁を大切にしながら、新たな挑戦に取り組んで
まいりたいと思っております。
トランジスターズ株式会社では、教育やビジネスの現場で必要とされるスキルや知識を提供する
ことを目指しております。私自身も長年の経験と専門性を活かして、お客様のニーズに応えられる
よう努めてまいります。
当社の詳細につきましては、下記のWebサイトをご覧ください。
http://transistors.co.jp
今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
敬具
お知らせ文としては、文章構成、文字数バランスともに良い感じですね。Bing AIに訊くと下記のような文章構成のポイントを盛り込んでくれたそうです。すばらしい。
- 退職の理由と感謝の気持ち
- 新しい会社の紹介と業務内容
- 今後の連絡先と関係継続の意思表示
- メールの最後にWebサイトのURLを添付
今回、この文章を使って会社設立のお知らせメールを送りました。おそらく、誰もAIが作ったものだとは思わないでしょう(笑。
ビジネス文章はネット上にたくさんテンプレート的なものがあります。Bing AIはそれらテンプレートを収集、再構成し、そこに必要な内容を追加しながら意図する文章を考えていくところまでを行ってくれました。人間は出来上がった文章を確認して、細かな修正や変更をするだけ。一からこのような文章を作るのは至難な技ですから便利になりました。 もともと、この類の文章はどこかのビジネス文を模倣して書いてると思ってるでしょうし、ビジネス文章として成立、また目的の情報の伝達(設立のお知らせ)には成功してるのでこれで良いのでしょうね。ある意味固定のフォーマットで行えるような作業はもう機械で問題がないレベルになってきたのかなと。
Chat GPTを上手に活用するために言語力(質問力、指示力)や批判的思考(Critical Thinking)が重要
そうなると、思うにChat GPTを上手に活用するには自分のやりたいことを機械に理解させる言語力、質問や指示するスキルがとても重要ですね。これからは機械とも対話出来る言語レベルを持ち、自分の実力以上のことを彼らの力を借りながら実現するために、どのようなスキルを持つべきか、またそれを育成させることが重要になると思います。
ただし、学びの過程においては、基本的な知識・技能を持たせないとAIの回答を批判的に思考(Cretical Thinking)することができなくなります。大学などレポート提出にChat GPTが書いたものが提出された場合、どう判別するかがこれから課題になっているとのこと。どこまでが学生本人が書いた内容なのかAIに疎い教員なら「今年の学生は随分出来が良い!」と思うだけかもしれません。そうならないためにも課題自体がAI活用を意識、前提にした上での課題内容とする創造的スキルも重要かと。学ぶ側も教える側もトランスフォームすることが必要ですね。